静岡県浜松市のお客様から、Windows 11のクリーンインストールができないとご連絡がありました。SSDを交換後にエラーが出て、先に進まないとのことです。
パソコンは2年前に購入したFRONTIER製のデスクトップ型で、元々はCore i7-10700、RAM32GB、Windows 10 Home x64 22H2、Samsung M.2 NVMe SSD500GBといったスペックです。
Windows 11には厳し目の動作要件がありますが、新しいパソコンなので動作要件は満たしているはずですが。「このPCではWindows 11を実行できません」というエラーが出てしまいます。
Windows 11を実行するには色々な要件があるのですが、CPUやセキュアブート辺りは問題ないので「TPM 2.0」が怪しそうです。
Windows 11で必須になった「TPM 2.0」って何?TPMの役割や確認方法を紹介
Microsoftからの発表によってWindows 11の詳細が明らかになったが、中でも注目を集めているのがシステム要件として定義されている「TPM 2.0」への対応だ。ここでは、TPMの概要と有効化する方法について紹介する。
古いパソコンにはそもそもTPM 2.0自体が搭載されていないことも多いのですが、今回のパソコンにはBIOSを見てみると問題なさそう。
「Intel(R) Platform Trust Technology」が無効化されているので、ここを有効化に変更すればTPM 2.0が有効化されることになります。
BIOS で Intel Platform Trust Technology を有効にして、Windows 11 を実行できるようにした話(ASRock DeskMini H470)
その後に再度Windows 11をクリーンインストールしてみると、エラー画面は出ずに先に進むことが可能となります。
ここまで来れば、あとは通常のWindows 11のインストールと同じです。いつものようにセットアップを進めていけばOK。
Windows 11がインストールできるかどうかは、下記より確認できます。以前のWindowsとは異なり厳しいですね・・・
Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する. こちらでは、Windows 11で利用できる言語、デバイスの仕様要件、バージョンなどがご確認いただけます。
ということで、今回は静岡県浜松市からのパソコン修理(メンテナンス)のご依頼でした。無事にエラーも克服でき良かったです!
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お客様の使用用途やご予算をお聞きしてお見積りを作成、高すぎず安すぎずのバランスの取れたパソコンを常に選定するよう心がけています。
「0xC0000005」エラーでWindows 11インストール不可|ASUS製ExpertPC D6414SFF-0G4900T
エラーコードは0xC0000005だけではなく、「0x8007025D」も出ることがあり、それでは正常品メモリと交換してみると・・・すんなりとWindows 11がクリーンインストール成功です。